初めてのはずの風景に、見覚えがある。夜明けの冷たい風が、耳元のささやきのように、別の時代の夢を運んできます。語り手のオリオンは、自分の過去と未来を探して、終わりなく狩りを続けています。ドーン ウィスパーズは、いまの現実と、まだ知らない何かとのつながりを問いかける香りです。
始まりは、冷たくオゾンを思わせる香りです。時間がたつにつれて香りはやわらぎ、ほのかに包み込むようなミルクの気配へ移っていきます。
最後に現れるのは、白さとぬくもりを併せ持つ土台です。木の香りに、ムスクとアンバーが重なります。冷たい始まりと温かな終わり。その思いがけない落差が、別の自分からのささやきを表しています。




