スプリング ワン

ベートーヴェンのソナタ『春』を下敷きに、ハーブと柑橘が立ち上がり、ゼラニウムを経てバニリンの甘さへ繋がる春の旋律のような一本です。

キンフォーク ノーツ

スプリング ワン 30mL ボトル

ベートーヴェンのソナタ『春』から着想された一本です。春の軽やかで優雅な旋律を香りに置き換え、自然の目覚めや生命の循環を、音楽のように軽くて深みのある調和として組み立てたい、という狙いがそのまま構成に表れています。

トップはレモン、マンダリン、ハーバルで、柑橘の酸が青いハーブと重なります。みずみずしいハーブの上に立ち上がる柑橘フルーティーの清涼感、という調香側の説明がそのまま冒頭の情景を描き、はじめに軽く葉を切ったような青い張りを残します。

ミドルではゼラニウムとフルーティーが続きます。ゼラニウムの軽い青さが花壇の端にローズの気配を落とし、春の花と果実が折り重なる段階です。ベースのムスクとアンバー、そしてメインに掲げられるバニリンの甘さが、残響のような余白をゆっくり満たし、前半の明るさと後半の温もりが無理なく一つの線で結ばれる構成となっています。

香りの構成