ケンゾー パワー
2008年にオリビエ・ポルジュが手がけたケンゾー パワーは、内にある強さと感受性を一つの香りにしたオードトワレ。力を単に重い木や革に置き換えず、名前を決めない抽象的な花を中心に据えたところに、この作品の個性があります。
カルダモンのスパイスとベルガモットの清涼感が、花のハートを予告します。その花を支えるのは、シダーとトルーバルサムのアンバーを帯びたベース。爽やかな刺激から、柔らかい花と温かな木へ、明るさと落ち着きが重なっていきます。
100mLの銀色のボトルは、簡潔な円筒形と小さな花の意匠を備えています。花の軽さを残した木の香りを纏いたい日や、控えめな装いに柔らかな厚みを添えたい時間に。スパイスだけで押し出さない、花を内側に抱えたウッディです。




