オリヴィエ・ポルジュ

CHANELの専属調香師クリエイター。芸術史と音楽の感覚を背景に、香りを衣服や楽譜のように構成し、メゾンの遺産を現在形へ更新します。

France

Olivier Polge

オリヴィエ・ポルジュについて

オリヴィエ・ポルジュは、CHANELの専属調香師クリエイターであり、香水創作・開発研究所を率いるフランス人調香師です。香りを素材の一覧ではなく、衣服の構築や音楽の楽譜に近い表現として扱います。

経歴

1974年にグラースで生まれ、芸術史を学びながら音楽にも親しみました。20歳頃の研究所実習を機に調香へ進み、CharabotとACMで原料・制作を学んだ後、1998年にIFFへ参加。ニューヨークとパリで16年ほど経験を積み、2013年にCHANELへ入りました。2015年、父ジャック・ポルジュの後を継いで香水創作・開発研究所の責任者となりました。

創作スタイルと哲学

音楽と香水にはノート、和音、反復、間という共通言語があると考え、処方を楽譜のように組み立てます。過去の処方を保存するだけでなく、その骨格が今何を語れるかを考え、柑橘の光、花の呼吸、木の動きを調整します。素材の偶然や身体的な感覚も重視し、知的な設計と官能を切り離しません。

代表作

  • 『ガブリエル シャネル』— 白い花を一点の中心ではなく光の輪として構成した作品。
  • 『1957』— 白いムスクと花を肌の上の明るい抽象へした作品。
  • 『ブルー ドゥ シャネル レゼクスクルジフ』— 木とアンバーを濃密で滑らかな輪郭へ更新した作品。

手がけた香水