スティレット オン レックス

レキシントン・アベニューですれ違った女性の残り香を描く。ヘリオトロープを中心に、アイリスとカーネーションがパウダリーな表情を添えるシプレ・フルーティ・フローラル。

ジュル エ マッド

調香師: ドロテ・ピオ

ジュル エ マッド スティレット オン レックス 50mL ボトル

スティレット オン レックスは、ニューヨークのレキシントン・アベニューに現れる一人の女性の物語だ。語り手は、背後から近づくハイヒールの音で、彼女がまた現れたことに気づく。振り返ると、背の高い彼女が迷いのない足取りで歩いていき、人波が自然に道をあける。その姿はすぐに消えるが、あとには控えめでありながら誰もが気づく香りが残り、失われた楽園の記憶のように漂う。語り手は、いつかまた同じ通りで彼女とすれ違うことを願っている。

香りは、この残り香を描いている。ブランドが示す流れは、きらめくフルーティでグルマンな書き出しから、豊かな花束へ移るものだ。書き出しには洋梨とプラムリキュールが並ぶ。花束の中心にはヘリオトロープの柔らかさがあり、アイリスとカーネーションが粉のように柔らかく官能的な仕上げを加える。

香調はシプレ、フルーティ、フローラル。ムスクと貴重な木の香りが、全体を支えて引き立てる。調香はドロテ・ピオ。

香りの構成