ムスク パラスは、異なるムスクの結びつきを主役にした、清潔でパウダリーな香りです。調香師ヴァニナ・ムラシオルは、ムスク同士の組み合わせを際立たせ、力強さと丸み、柔らかさ、個性を同時に保つことを中心に据えました。
フランソワ・エナンは、香水を身の周りの空間を示す見えないオーラにたとえています。この作品で目指したのは、肌の近くに留まるだけでなく、周囲に存在感を残す香り。そのイメージは、絶えず軌道を巡る小惑星帯です。
アンブレットの柔らかなムスク調にベルガモットの明るさが加わり、潮風を思わせる軽やかな空気、アイリスの粉っぽさ、ピーチのビロードのような果実感が重なります。トンカビーンの甘さがムスクを下から温め、柔らかく温かな印象へと導きます。






