オレンジ ブロッサム

かげろうのように揺らめく庭のオアシスを描いたコロン。ほろ苦く透き通ったクレメンタインの花が、オレンジの花と睡蓮のまわりで弾け、オリスウッドとベチバーが下からあたたかく支えます。

ジョー マローン ロンドン

調香師: ジャン=クロード・デルヴィル

ジョー マローン ロンドン オレンジ ブロッサム 100mL ボトル

ジョー マローン ロンドンがこのコロンで描いたのは、かげろうのように揺らめく庭のオアシスです。主役のオレンジの花は、花と実が同じ時期に見られることもあって純潔や無垢、子宝の象徴とされ、何世紀にもわたって花嫁に選ばれてきました。ブランドはこの花の物語の中で、ヴィクトリア女王が1840年の結婚式でティアラの代わりにオレンジの花の冠を着けたこと、エリザベス2世がウェディングドレスの裾にこの花を刺繍させたことにも触れています。

香りは、クレメンタインの花から始まります。果実ではなく花のアコードで、甘さの奥にほろ苦さが透けて見える、軽やかな立ち上がりです。その奥にオレンジの花と睡蓮。オレンジの花のはちみつのような甘さに、睡蓮が水辺の花らしいみずみずしさを添えます。ホワイトライラックはわずかにスパイシーな春の花で、揺らめく花々の印象をもう一段明るくします。

土台には、アイリスの根から採るオリスウッドと、バルサミコのようなベチバー。オリスの上品で粉っぽい木の質感が、甘い果実と花を包むように深みを与え、ベチバーがその下にあたたかさを残します。

ブランドはオレンジの花を「陽の光のように、あたたかく素晴らしい」と表現しています。このコロンでは、その明るさをクレメンタインの花のほろ苦さが引き締め、オリスウッドがやわらかく受け止めます。

香りの構成