ジャン=クロード・デルヴィル
グレのカボティーヌを手がけ、リリ バミューダでは沈没船から発見された香水の再構築に携わった調香師。
ジャン=クロード・デルヴィルについて
ジャン=クロード・デルヴィルは、ドローム フレグランスでシニアパフューマーを務めた調香師です。ブランド向けの香りの創作に加え、海底から発見された19世紀の香水を手掛かりに、その香りを現代へよみがえらせる仕事にも取り組みました。
経歴
ドローム フレグランスではシニアパフューマーを務め、2017年4月に退職。同年にはザ ソサエティ オブ セントの共同創設に参加しています。香水を香料だけでなく、デザインや文化と結び付けて考える、小規模な創作活動の出発点を担いました。ここでの肩書きは設立当時のものです。
創作スタイルと着想
古い香水の再構築では、機器による分析と、人間が鼻で感じ取る違いを組み合わせています。バミューダ沖の沈没船から見つかった香水をもとにした『メアリー セレスティア』では、イザベル・ラムゼイ=ブラックストーンと試作を重ねました。最終段階では現地へ赴き、空気や海辺の環境の中で香りを確かめ、オレンジの花とサンダルウッドを調整しています。資料上の成分を再現するだけでなく、香水が実際にまとわれる場所で仕上げる姿勢が伝わる仕事です。
代表作
- 『カボティーヌ』— 1990年に登場したグレの香水。デルヴィルの代表的なブランド作品です。
- 『メアリー セレスティア』— 2014年発表。イザベル・ラムゼイ=ブラックストーンとの共同制作で、沈没船から回収された19世紀の香水を手掛かりに再構築したリリ バミューダの香りです。

