1725

ヴェネツィアに生まれたカサノヴァに捧げるフォジェール・アンバー。ベルガモットとグレープフルーツの柑橘にリコリスの甘さが混ざり、ラベンダーとスターアニスが清潔な温かみをつくる。バニラ、アーモンド、アンバーが肌の上で丸みを帯び、サンダルウッドとシダーが木の芯を通す。

イストワール ド パルファン

調香師: シルヴィ・ジュルデ

1725 120mL ボトル

1725は、ジャコモ・カサノヴァがヴェネツィアに生まれた年。誘惑の代名詞となった人物に捧げる香りです。ブランドはこの香りを「激しい快楽へ誘う」ものと表現するが、押しつけがましい官能ではなく、柑橘の明るさとラベンダーの清潔感をまとった、整った色気として立ち上がる。

最初に感じるのは、ベルガモット、シトラス、グレープフルーツのレモンを思わせる爽やかさです。そこへリコリスの甘さがほんのり混ざり、ただの柑橘ではない少し陰のある表情を作る。ハートではラベンダーが中心となり、スターアニスのスパイスが輪郭にほのかな温かみを添える。清潔感と甘い香辛料が同時に立ち、ラベンダーが落ち着いた大人の空気になる。

時間が進むと、バニラ、アーモンド、アンバーが肌の上でゆっくりと丸みを帯びていく。アーモンドのほのかなナッツ感とバニラの甘さは、アンバーの樹脂的な温かさに包まれ、甘すぎず重すぎない仕上がりに落ち着く。サンダルウッドとシダーが下から木の芯を通し、全体を引き締める。

夜のしっとりした時間や、少し改まった席に合う一本。寒い季節には、柑橘の爽やかさとアンバーの温かさの対照を楽しみたくなります。甘い香辛料と落ち着いた木の香りを選びたい日の候補です。

香りの構成