1472はダンテの『神曲』を着想源に持つ、ソーラーアンバーの一作です。香りはまぶしい白い光を思わせるところから始まります。イランイランの花とアルテミジアの草の苦みが重なり、その上に太陽を思わせる明るいアコードが広がります。白い花の甘さと、草の乾いた青さが同時に立つ、印象的な幕開けです。
中心では、ジャスミンの濃い花の香りにシナモンの熱とフランキンセンスの煙が加わります。花の官能と、教会を思わせる樹脂の静けさが同じ場所にあり、甘さと厳かさが打ち消し合わずに並びます。公式はこの構成を「天国から地獄まで、わずか一歩」と表現しています。
アンバー、ラムアブソリュート、ベンゾインが最後を支えます。ラムの糖蜜のような濃さと、ベンゾインのバニラに近い柔らかさが、アンバーの温かみに溶けていきます。肌の上では、最初の白い光がしだいに褐色の甘さへ沈んでいきます。
太陽を思わせる花の明るさから、ラムと樹脂の深い甘さへ。その変化を、少し肌寒い季節にゆっくり追いたくなるソーラーアンバーです。








