パチョライトは、パチョリの深い香りに光と軽やかさを与えるという発想から生まれた。イリスを迎えて花の表情を引き出し、土を思わせる木の質感と明るい印象を一緒に描く。名前の後半にあるライトが、その対照を表している。
トップのピンクペッパーが軽い刺激を添え、イリスコンクリート、ローズ、バイオレットリーフへつながる。花の柔らかさと葉の青さを、ベースのパチョリ、ムスク、ベンゾインが受け止める。パチョリの土の深さに、粉っぽい花と樹脂の温もりが重なる構成だ。
パチョリを楽しみながら、花やムスクの柔らかさも欲しい日に。端正なジャケットや、落ち着いた色の装いに合わせやすい。木の香りだけでは少し硬く感じる人や、甘さを控えたフローラルを探す人にも入り口になる。
2018年に登場した作品で、日本の正規代理店資料は原作の調香師をフィリップ・パパレラと記している。現行のアルコールフリーのオードパルファムは100mLと50mL。緑の円筒形ボトルと長い金色のキャップが、エルメティカらしい姿を作る。






