ヴァニーユ デ ロッシュが描くのは、夏の午後に温まった石と、バニラの柔らかさが重なる感覚。影と光の間にある温もりを、クリーミーで木を帯びた甘さに置き換える。三つのバニラ素材が、食べ物の丸みと落ち着いた木質感をつなぐ。
マダガスカル産バニラのインフュージョンに、アーモンドとプルーンを添えて始まる。ジャスミン、タヒチ産バニラ、ベンゾインの中心では、花と樹脂が甘さを柔らかく包む。シプリオル、インドネシア産パチョリ、バニラタヒテンシスが、木の深みを含む余韻へ導く。
バニラの甘さに、果実と木の落ち着きも欲しいときに。くつろぐ午後や柔らかな服に合わせ、アーモンドの香ばしさと樹脂の丸みを楽しめる。砂糖の明るい甘さより、温かな質感を選ぶ日に向く。
コラリー・スピシェが手がけた2026年のオードパルファム。採用した100mLの透明なボトルは縦に刻んだ装飾を持ち、金色のキャップとリボン、丸いラベルを合わせる。アールデコに着想した、メゾンの女性向けボトルの意匠を引き継ぐ。








