「洗練をシンプルに」という発想を軸にした、フガッジのエクストレ・ド・パルファム。賦香率は30%とされ、ブランドはフローラル/アンバリーに分類しています。始まりは、ピンクペッパーのはじけるような辛みとジュニパーベリーの針葉樹めいた青さ。そこへベルガモットの明るさと、ひんやりと粉っぽいホワイトアイリスが加わり、冷たさと刺激が同居する立ち上がりになります。ミドルではジンジャーの温かな刺激がマグノリアのやわらかな花びらを支え、乾いた土を思わせるベチバーと、なめらかなサンダルウッドが香りを落ち着いた方向へ導きます。ラストはトンカビーンの甘さ、アンバーのぬくもり、レザーの渋み、バージニアシダーウッドの乾いた木肌。装飾を重ねるより、輪郭のはっきりした素材を整然と並べた構成です。甘さは木と革の奥に控えているので、花の香りにやわらかさより芯の強さを求める人に向いています。











