バイオラ
バイオレットリーフの青さを中心に、ゼラニウムの花、レモンバーベナとグレープフルーツの柑橘、干し草の土っぽさを重ねたグリーンフローラル。春の草原を思わせる、落ち着いた透明感のある香りです。
調香師: リンダ・シヴリカン
バイオラの中心にあるのは、エジプトで採れるビオラ・オドラータの葉、バイオレットリーフのアブソリュートです。摘んだばかりの葉を指でこすったときのような、青くかたい緑。その芯へゼラニウムのアブソリュートが花の厚みを重ね、レモンバーベナとグレープフルーツが明るい光を差し込みます。
柑橘は果汁の甘さより、皮の苦味と張りを感じさせる使い方です。ジュニパーベリーの清涼感とキュウリのみずみずしさが加わり、緑の輪郭がさらにくっきりと立ちます。
ヘイ アブソリュートが乾いた草の匂いを漂わせ、ベチバーが根に近い湿った木の質感で支えます。日向の草原というより、木陰に入った瞬間の空気に近い落ち着きがあります。
公式はこの香りを、春の気配と自然の中で過ごすゆったりした時間を写したものと説明しています。軽やかでありながら、緑と干し草の層が厚く、肌の上では静かに長くとどまる印象です。
白いシャツやリネンによく合います。気温の上がる昼下がりに、柑橘の明るさと草の苦味をそのまま楽しむ使い方が似合う一本です。







