地中海の青空を白い雲が流れ、花咲く木立から風が届く。エリザイアはこの香水を、そんな天上の情景から構想しています。始まりはイタリア産オレンジブロッサム、ピンクグレープフルーツ、カラブリア産ベルガモット、チュニジア産ネロリ。明るい柑橘と白い花が、光を含んだ空気のように広がります。中心にはサンバックジャスミン、ジャスミンペタル、パラディゾン。重く甘く迫るのではなく、澄んだ白さを保ったジャスミンです。そこにウルグアイ産マテのアブソリュートが、葉を割ったような青く乾いた清涼感を添えます。ベースはイエメン産インセンス、ソマリア産オリバナム、アンブロックス、ムスク。樹脂の静かな温もりが花を下から支えます。調香師アルベルト・モリヤスは、光に満ちた淡いグレーのキャンバスと、インセンスの涙に持ち上げられるジャスミンを思い描いたといいます。一見クラシックな真珠のネックレスを、簡潔で精密な構成でわずかに崩す。その発想が、この香りの品のよさと軽やかさにつながっています。濃度はエクストレ ド パルファム(27%)。











