エルボリスタは、修道院の薬草園を思わせる香りです。インセンスの気配が残る回廊の中心に、静かなアイリスが据えられています。華やかさより、摘んだばかりのハーブと乾いた樹脂の落ち着きが先に立つ構成です。
はじまりはベルガモットの明るさに、セージとアルテミシアの苦みを帯びた青さが混じります。草を束ねたような香りが広がり、やがてラベンダーとローズマリーの清涼感へ移ります。
中心になるのはアイリスです。粉っぽく穏やかな質感がハーブの鋭さを和らげ、香りに静かな奥行きを与えます。インセンス、アンバー、シダーは、石と木を思わせる乾いた土台として全体を支えます。
花の甘さよりも、ハーブと樹脂の整った空気を楽しみたいときに合う香りです。








