ヴァンサン・リコール
グラースの調香師一家に育ち、音楽や色彩を手掛かりに感情を明瞭なアコードへ変換するフランス人調香師。
France
ヴァンサン・リコールについて
ヴァンサン・リコールは、グラースの調香師一家に育ったフランス人調香師です。幼い頃から香りの仕事を身近に知り、音楽や絵に向いていた表現欲を、原料とアコードの組み立てへつなげました。
経歴
19歳でExpressions Parfuméesの研修に入り、原料、主要アコード、製造と評価を幅広く学びながら15年間経験を積みました。その後もフランスの香料会社で制作を続け、2020年にCPL Aromasのシニアパフューマーへ就任。2023年からTechnicoFlorで活動し、教育にも携わっています。
創作スタイルと哲学
音楽の作曲と香水の処方を近い行為として捉え、ブランドの場面に合う「和音」を探します。色、旅、料理、人物から受けた感情をそのまま模写せず、素材の対比とリズムへ置き換えるのが特徴です。共有されたブリーフと、一人で処方へ向き合う時間の両方を重視します。
代表作
- 『テ ディール ウィ V.H.』— 革、スパイス、樹脂を端正に重ねた作品。
- 『トパーズ』— 明るさと深さの二面性を描く香り。
- 『エピス マリン』— 海の塩気とスパイスを結ぶ作品。

