ジュリアン・ベデル

Fueguia 1833を創設したアルゼンチンの香りの芸術家。南米植物を探索・栽培・蒸留し、土地、人物、歴史の記憶を小ロットの香りへ変えます。

Argentina

ジュリアン・ベデル

ジュリアン・ベデルについて

ジュリアン・ベデルは、Fueguia 1833を創設したアルゼンチンの香りの芸術家です。香水だけの訓練から出発せず、音楽、絵画、彫刻、ギター制作で培った素材感覚を、嗅覚という媒体へ移しました。

経歴

風景を題材にした香りのインスタレーションを構想したことから調香へ入り、栽培者、供給者、製造者に尋ねながら実地で学びました。2010年にブエノスアイレスでFueguia 1833を開始。南米の共同体と植物文化への敬意を軸にブランドを育て、ウルグアイの農園では100種を超える芳香植物の栽培と蒸留に取り組んでいます。

創作スタイルと哲学

自然をノートの供給源ではなく、人の一生に寄り添い、記憶を呼び戻す主体として見ます。パタゴニアから各地へ探索を広げ、香水でほとんど使われてこなかった植物の香りを調べます。天然素材のロット差を消すのではなく、土地と季節の記録として残し、人物、文学、科学史を少数素材の緊張へ結びつけます。

代表作

  • 『ドゥラスノ』— 桃の皮、果肉、木を南米の果実の記憶へした作品。
  • 『ムスカラ ロサ』— ローズとムスクを肌の個性で変わる親密な構造へした作品。
  • 『ショコアトゥル』— カカオ、香辛料、木を古い儀式の温度へまとめた作品。

手がけた香水