ジョゼフィーヌ・カタパーノ
ニューヨークで活躍したアメリカの調香師。IFFで「ユース デュー」や資生堂の初代「禅」を手がけた女性調香師の先駆者です。
ジョゼフィーヌ・カタパーノについて
ジョゼフィーヌ・カタパーノ(1918–2012)は、ニューヨークを拠点に活躍したアメリカの調香師です。IFFとその前身企業で仕事を重ね、女性調香師の先駆者の一人として知られています。エスティ ローダーや資生堂の香水を手がけ、アメリカと日本の香水史に作品を残しました。
経歴
化学を学び、第二次世界大戦中には病院の研究室で働きました。その後、IFFの前身であるヴァン・アメリンゲン=ヘーブラー社へ移り、アーネスト・シフタンのもとで調香を学びます。1953年に手がけたエスティ ローダーの香りは、バスオイルから始まり、女性が自分のために香りを買う楽しみを広げた作品として、IFFの歴史紹介でも取り上げられています。
創作スタイルと哲学
代表作には、花や木、温かなアンバーが印象に残る香りが並びます。エスティ ローダーの初期作品が持つ豊かな存在感と、資生堂の作品に見られる花々とモッシーな表情は、それぞれのブランドの個性と結びついています。フランスのフレグランス財団は、同社での長い活動と後進への影響を振り返り、ソフィア・グロイスマンの才能を早くから見いだしたことも紹介しています。
代表作
- 『ユース デュー』(1953年):エスティ ローダーの初期を代表する香り。バスオイルとしての登場から、香水を日常の楽しみとして広げました。
- 『禅 オリジナル』(1964年):資生堂の初代「禅」。後年の同名作品と区別される、クラシックな香りです。