ヤクブ・F・ヒールマン

プラハ出身の調香師。ピグメンタリウムを共同創業し、現在は自身のハウスで、古典的な素材に現代の感覚を重ねた作品をつくります。

チェコ人調香師ヤクブ・F・ヒールマン

ヤクブ・F・ヒールマンについて

ヤクブ・フロリアン・ヒールマンは、プラハ出身のチェコ人調香師です。ピグメンタリウムの共同創業者として最初の6作品を手がけ、2023年には自身の香水ハウス「J. F. Hiermann」を設立しました。伝統的な香料の組み合わせに、現代の感覚や個人的な想像を重ねています。

経歴

6年間暮らしたロンドンで、2009年に調香の道へ入り、香水づくりの講座を受けました。プラハへ戻った後、トマーシュ・リツと2018年にピグメンタリウムを創業。自分のハウスでは調香とクリエイティブディレクションを担い、個人や企業のための注文香水、芸術家との共同制作にも取り組んでいます。

創作スタイルと哲学

本人は、古典的な素材を新しい組み合わせに置くことを大切にしています。サンダルウッド、バラ、シベット、ネロリ、グレープフルーツを好む香りに挙げ、なじみのある印象の中へ別の視点を持ち込む姿勢が特徴です。祖母の香水の記憶や、他の芸術家から託された風景も作品の出発点になります。

代表作

  • 『アド リビトゥム』— 柑橘、花、木と苔で、プラハの夕暮れを描いた香り。
  • 『ジェネシス』— 彫刻家テレザ・シュチェチノヴァの願いから生まれた、緑の庭を思わせる作品。

手がけた香水