エドワード・ボーデナム
フローリス一族の9代目を担う調香師。家族に伝わる器具と調香の技術で、記憶や旅の体験を纏う人の感情へつなぐ香りを作ります。
エドワード・ボーデナムについて
エドワード・ボーデナムは、フローリス一族の9代目として、ロンドンの香水作りを担う調香師です。ジャーミン・ストリートの店を拠点に、既製の作品と顧客一人ひとりのための香りを手がけ、家族の記憶や現代の体験を制作へつなげています。
経歴
子どもの頃から、父や祖父が働く店を訪れ、建物に漂うさまざまな匂いに親しみました。家族の事業へ進み、調香ディレクターとしてペニー・エリス、ニコラ・ポッツァーニらと制作に取り組んでいます。新しい香水の開発と、顧客の反応を見ながら作るオーダーメイドのサービスを、同じ歴史ある店で続けています。
創作スタイルと哲学
香りには、忘れていた一瞬や個人的な記憶を呼び戻す力があると考えています。家族に伝わるガラス器具を使い、素材の釣り合いを探す作業を、音楽を組み立てるような表現として捉えています。伝統への敬意を保ちながら、新しい体験や素材も取り入れ、纏う人の感情と結びつく香りを目指します。
代表作
- 『ア・ローズフォー』:モロッコのバラ畑を訪れた体験から創作した作品。ローズへ紅茶やインセンス、木の温もりを重ねています。
- 『シプレ』:調香チームと制作を導いたフローラル・シプレ。柑橘と花の輝きへ、パチュリとアンバー、ムスクの深みを添えています。

