カシア

シナモンに近い甘さと鋭さに、蜜や樹脂の厚みを添える温かなスパイスのノート。

スパイシー

Cassia

カシアについて

カシアは、クスノキ科のシナモマム・カシアに由来する、温かなスパイスのノートです。シナモンに近い香りを持ち、葉を水蒸気蒸留した精油も香料として流通しています。花のカシーや、黒い果実のカシスとは異なる素材です。

香りの特徴

甘いシナモンを思わせる芳香に、温かく鋭いスパイスの輪郭があります。樹脂を連想させる厚みや、蜜のような甘さも添わります。甘さだけで丸く包むのではなく、ひりっとした刺激を想像させる表情が、その甘さに対照を作ります。柑橘やミント、木の香りと重なることで、明るさと温かさの関係が変わります。

香水での使われ方

温かなスパイスの構成や、蜜、樹脂、酒を思わせる主題に、甘さと鋭さを添えるノートです。柑橘と合わせれば、明るい果皮から温かな芳香へつなぐ組み合わせになります。キレーサのヒエログリフは、カシアとシナモン樹皮を別々に記し、松葉、ジュニパーベリー、ペパーミント、ローズと同じミドルに置いています。

似た名前の違い

カシーはアカシア・ファルネシアナの花に由来する素材で、カシアとは植物も香りも異なります。カシスもクロスグリを示す別の名前です。また、カシアとセイロンシナモンは近い芳香を持ちながら、植物の種が異なります。香水にカシアというノート名が記されても、使用部位や供給元までが決まるわけではありません。

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