シャネル

1910年にパリで始まったフランスのクチュールメゾン。専属調香師とグラースの素材栽培を通じ、服と同じく自由と抽象性を香りに構築します。

France

Chanel ロゴ

シャネルについて

シャネルは、衣服によって身体を束縛から解放したココ・シャネルの考えを、香水にも抽象的な構成として広げたフランスのメゾンです。花を一輪そのまま写すより、複数の天然素材と合成香料を組み合わせ、現実にはない一つの印象を作ります。

ブランドの歴史

ココ・シャネルは1910年にパリで帽子店を開き、簡潔な線と動きやすさを服飾へ導入しました。1921年、エルネスト・ボーとの協働で香水事業に入り、1924年にはパルファム シャネルを設立。ボー、アンリ・ロベール、ジャック・ポルジュ、現在のオリヴィエ・ポルジュへ続く専属調香師の系譜と、グラースでのジャスミンやローズの長期栽培契約を築いています。

フィロソフィーと特徴

流行の一要素をそのまま強調するのではなく、素材の対比、比率、残香までを服の構築のように設計します。専属ラボが過去の処方を守りながら、新しい抽出法や合成素材で同じ価値を別の形へ更新。ボトル、文字、広告、香りを一つの視覚・嗅覚言語として管理し、時代が変わっても判別できる輪郭を保っています。

代表的な香水

  • 『N°5』— アルデヒドと花々を抽象的な光へ組み立てた、近代香水の基準作。
  • 『N°19』— アイリスと緑の鋭さを、乾いた気品にまとめた作品。
  • 『ブルー ドゥ シャネル』— 柑橘、芳香植物、木を、自由で端正な現代性にまとめた作品。

このブランドの香水