ヴァニーユは、バニラ豆の甘さに加え、果実や発酵、バルサム、タバコを思わせる側面まで捉えようとした香りです。制作のきっかけは、作り手がマレーシアのサバ州産バニラに出会ったことでした。
トップではスイートオレンジとカラブリア産ベルガモットに、ピンクペッパーのCO2抽出が刺激を添えます。ミドルに置かれたのは、ブルボンバニラのアブソリュートとサバ産バニラのチンキ。ラムのCO2抽出が酒を思わせる厚みを重ね、マグノリアオイルとブルガリアンローズ・オットーが花の柔らかさを加えます。
ブランドはブルボンバニラを、木や煙、バルサム、酒を思わせる複雑な素材として説明しています。一方のサバ産バニラには、酒の印象が控えめで、プルーンのような干した果実とタバコのような芯があるとしています。二つのバニラの違いが、単調な甘さに寄らない表情につながっています。
ベースは発酵カカオ、マダガスカル産トンカビーン・アブソリュート、ペルーバルサム、シャム産ベンゾイン、サンダルウッド。25%濃度のパルファンで、バニラの甘さとともに樹脂や木の質感も楽しみたいときに向いています。












