カザネ
グレープフルーツとベルガモットの軽やかな風から、ベチバーとパチョリの湿った土へ。ラベンダーとジャスミンが硬い木の香りに柔らかな光を添える、大地と空をつなぐウッディ。雨上がりの野山を思わせる、落ち着きと再生の香りです。
カザネは風と根という二つの言葉から始まる。グレープフルーツとベルガモットが風のように軽やかな幕を開ける。柑橘の明るさは長く居座らず、その奥からベチバーとパチョリの深い土の香りがゆっくりと立ちのぼる。湿った地面の温度をそのまま嗅ぎ取るような感覚がある。
硬質なウッディに柔らかな光を添えるのが、ラベンダーとジャスミンだ。ラベンダーの清潔な香りとジャスミンの甘さが穏やかに重なり、土と木の骨格を尖らせずに包み込む。香料は29種、賦香率15%。柑橘、花、根、土が一方向に流れるのではなく、互いに行き来しながら香りを組み立てている。
公式が描くのは、雨上がりの野山だ。濡れた土が息づき、雲間から差し込む光が地表を照らす。風が通り抜け、根が呼吸する。その情景をなぞるように、この香りは落ち着きと再生、静かな強さをまとう。
つけるなら、朝の支度がひと段落したときや、外から戻って呼吸を整えたい時間が合う。肌に少量から試すと、柑橘の軽さから土の深さへと変わる表情を楽しめる。50mLと9mLの二つの容量が用意されている。





