オーエーシー
ゼラニウムとカルダモン、オレンジブロッサムの軽やかな立ち上がりに、ローズとジャスミンの花、アミリスの木質が重なります。最後はシダーウッド、ベチバー、パチュリが乾いた土の気配を残す、ケーススタディのオードパルファムです。
ケーススタディは、ひとつの事例を詳しく調べること。RboWはこの考え方を香水のシリーズ名にしています。
ゼラニウムとカルダモン、オレンジブロッサムが最初に立ち上がります。ゼラニウムの葉に近い青さと、カルダモンの乾いた辛さが並び、オレンジブロッサムの甘さがその間を埋めます。花の名前が並びますが、開幕はどちらかといえば葉や種の側の香りです。
中盤はローズとジャスミン、そしてアミリスが重なります。ローズとジャスミンは華やかさより厚みとして働き、アミリスの木質が花に乾いた芯を通します。甘さが前に出すぎず、花と木が同じ高さで並ぶ構成です。
終盤はシダーウッド、ベチバー、パチュリ。ベチバーの土と煙、パチュリの湿った重さが、シダーウッドの乾いた木目に寄りかかります。
O.A.CはRboWのケーススタディ・ラインの一本で、30mlのオードパルファムとして販売されています。花と木と土が順に重なるため、軽い柑橘から入る香水より落ち着いた印象です。日中より夕方以降、肌に近い距離で香らせると構成の重心が伝わりやすいでしょう。








