サンタル ブルー
アンブレットとベルガモットの柔らかな立ち上がりから、ファーサントールとサンダルウッドの滑らかな木の芯へ。ベチバー、カシュメラン、アンブロックスが乾いた余韻を支える、RboWのケーススタディ・オードパルファム。
サンタル ブルーはアンブレットとベルガモットから始まる。アンブレットのむっちりした柔らかさに、ベルガモットの苦みのある柑橘が薄く重なる。強く弾ける立ち上がりではなく、肌の上でゆっくりほどけていくような出方をする。
中心にあるのは、ファーサントールとサンダルウッドの木の香りだ。ファーサントールはサンダルウッドの滑らかさを補うように働き、乾いた木の芯にクリーミーな厚みを与える。木の粉っぽさは控えめで、触れるとしっとりした質感が残る。
底にはベチバー、カシュメラン、アンブロックスが控える。ベチバーの土と根に近い香りが木の甘さを引き締め、カシュメランとアンブロックスが乾いた空気のような余韻を長く残す。全体として、木の香りをまっすぐに聞かせる構成だ。
RboWのケーススタディは具体的な事例を深く調べることを意味する。この香水もサンダルウッドという一つの素材を、柑橘とムスク、乾いた木の層で丁寧に観察した一本といえる。
着けるなら、木の香りが落ち着く秋から冬。肌に少量から試し、乾いた木とクリーミーな柔らかさの重なりを確かめたい。強く主張しないぶん、仕事の日にも使いやすい。






