父と古い車を修復した、冬の日曜日の工房の記憶が出発点。調香師は、エンジンの中へ手を入れたときの機械油に、幸福な思い出と強い匂いへの戸惑いを感じていた。その引力と反発を、温かなアンバーと暗い木の香りへ変えた作品。
マンダリンの明るさに、アルデヒドとカシスの芽が金属の輪郭を添える。スミレの葉とグアイアックの暗い質感を、アンバーとアニマリックなムスクが温かく包む。花の青さと油を思わせる木の陰影が、機械の光沢を描く。 採用した100mLボトルは、黒を基調とした角形の胴に黒いキャップと丸いラベルを合わせる。






