アンダルイザで調香師ピエール・ゲロスが思い描いたのは、千年の時を重ねたアンダルシアの庭だ。五感のすべてを満たし、東洋と西洋をつなぐ場所。二つの文化が交わるところに生まれた、ハイブリッドな香りとして構想されている。
その庭は根を張りながらも意外性に満ち、大胆な組み合わせや思いがけない出会いがある。果実の豊かなアコードを、マダガスカル産マンダリンのエッセンスの勢いある皮の香りが最初からひねり、そこから熱が少しずつ高まって強さを増していく。シスタスの花はアンバー調の力をすべて解き放ち、アトラスシダーのエッセンスが、時に耐える乾いた力強い木を示す。
キーに挙げられるのは、ザクロのアコード、シスタスの花のアコード、トンカラクトン®。ザクロの赤い果汁感から、シスタスの花のアンバー調のぬくもりへ。明るい果実が乾いた熱へと移っていく流れが、この香りの芯にある。


