森にも街にも息づく、説明のつかない神秘。「ブラック ムスク」に添えられた詩は、その気配を、暗く磨かれたお守りにたとえます。明るい清潔感よりも、肌に近い柔らかさと陰影をたどる香りです。
ダークフローラルムスクに、年月を帯びたアンバーと古木の樹皮が重なります。花の印象を含むムスクの丸さに、乾いた木の手触りが加わる構成です。土を思わせる面や煙たい樹脂の気配もあり、柔らかさの奥に、少し野生的な表情が残ります。
厚手の黒ガラスのボトルは、古い薬瓶から着想したものです。装飾を抑えた器が、香りの暗い温かさを包みます。


