ヴェルヴェーヌは、摘みたてのヴァーベナを思わせる、澄んだシトラスとハーブのオードトワレ。メゾン創設50周年にあたる2026年、親しまれてきたヴァーベナの香りを新しく捉え直し、ムードフレグランスの一作として登場した。ファブリス・ペルグランが目指したのは、新しいヴァーベナのエクストラクトを通じた、フレッシュさの表現だ。植物そのものの生きた香りを引き出すための抽出技術を取り入れ、柑橘の明るさに、葉と花の軽やかな表情を重ねている。
入り口のレモンは、すっきりした酸味を思わせる明るいシトラス。中心のヴァーベナが、葉を摘んだときのような青さと、きりっとした爽やかさを広げる。基調のゼラニウムには、花の柔らかさと、みずみずしい緑の響きがあり、ヴァーベナのフレッシュさへ自然につながる。柑橘だけを鋭く際立たせるより、葉の青さと穏やかなフローラルを一緒に楽しむ組み合わせ。甘い花束より、澄んだハーブと明るいシトラスを身近に感じたい人に向く。
仕事や勉強を始める前の短い区切りや、朝に机を整える時間に試してみたい。白いシャツや軽い綿の装いへ、みずみずしい葉の香りを添える使い方が似合う。採用した75mLのボトルは、なだらかな肩を持つ縦長の透明なガラス。黒い円筒形のキャップの下には、輪を重ねた黒い首元が続く。明るいラベルにヴェルヴェーヌの名を大きく配し、下端を丸く整えている。厚いガラス底と抑えた色合いが、柑橘とハーブの清潔な主題に、簡潔な輪郭を与えている。


