ファブリス・ペルグラン

グラース出身のdsm-firmenich主任調香師。天然原料の手触りを、紙、月光、花園などの詩的で現代的な主題へ変えます。

France

ファブリス・ペルグラン

ファブリス・ペルグランについて

ファブリス・ペルグランは、グラースのdsm-firmenichで主任調香師を務め、天然原料のイノベーションにも携わるフランス人調香師です。花や葉を実際に手に取る感覚を大切にし、素材の来歴と現代的な抽象表現を結びつけます。

経歴

父は調香師、祖母はジャスミン摘み、祖父は天然原料の供給者という家系に育ちました。原料が収穫されて香水になるまでの各段階を熟練者から学び、天然香料開発に15年以上関与。パリとグラースを往来しながら創作と知識の継承の両方に取り組んでいます。

創作スタイルと哲学

原料の輪郭を消さず、紙の肌触り、月光の反射、ローズの岩壁といった、本来は香りにしにくい主題へ展開するのが特徴です。『ロー パピエ』の米の蒸気とムスクのように、自然な触覚と抽象的な物語を、肌に近い精緻な構成で一つにします。

代表作

  • 『ロー パピエ』— 米の蒸気、ミモザ、ムスクで紙と肌が触れる感触を描いた作品。
  • 『オー ローズ オードパルファン』— 花びらだけでなく、葉、茎、水の質感までローズに取り込んだ香り。
  • 『ブラックベリー&ベイ』— 果実の酸味と葉の青さを庭の記憶へつないだ作品。

手がけた香水