テール ド ルミエール ロー

ブラックカラントの鮮やかさから、ピオニーの柔らかな花へ。トンカビーンが、朝の光を思わせるフローラルに穏やかな温もりを添える香り。

ロクシタン

調香師: ナデージュ・ル・ガルランテゼック, シャマラ・メゾンデュー, カリス・ベッカー

テール ド ルミエール ロー 50mL ボトル

テール ド ルミエール ローは、太陽が地平線の上に姿を見せる、プロヴァンスの夜明けに着想を得たオードトワレ。柔らかな花の香りを、少しずつ光が広がる時間に重ねている。カリス・ベッカー、ナデージュ・ル・ガルランテゼック、シャマラ・メゾンデューが手掛け、2023年にレ クラシックの香りとして紹介された作品だ。ブラックカラントの鮮やかさ、ピオニーの花びら、トンカビーンの温もりが出会う。夕暮れを描くオードパルファムとは別に、朝の光を思わせるフローラルを楽しめる。

ブラックカラントには、酸味を感じる明るさと、甘さ、植物の青い表情が重なる。そこからピオニーの柔らかな花が広がり、ローズを思わせる、穏やかな花束の印象へとつながる。基調のトンカビーンは、アーモンドを思わせる丸い甘さと、温かな芳しさを添える。鮮やかな果実の輪郭から、優しい花びらと穏やかな甘さへとつなぐ組み合わせだ。花を重い甘さで包み込むより、明るさを残しながら、柔らかな温もりを重ねる。フレッシュな入り口のあるフローラルを、なめらかな余韻とともに楽しみたい人に向く。

ゆっくり始める休日の朝や、明るいカフェで過ごす時間に試してみたい。淡い色のニットや柔らかな綿のシャツに、花の軽やかさを添える使い方が似合う。採用した50mLは、かすかに黄色を感じる液体を透明なガラスに収めている。丸みのある肩の上に、黒い円筒形のキャップと輪状の首元が重なる。明るいラベルにはテール ド ルミエールの名とローの文字を置き、その下にオードトワレの表示がある。丸いラベル下端と厚いガラス底が、朝の光の着想を静かに支える。

香りの構成