オルティブランシュ
鮮やかなベルガモットに、ホワイトネトルの花と青い葉。野のローズやブランブル、草の香りが、自由に伸びる草原の表情を描く。
調香師: ナデージュ・ル・ガルランテゼック, シャマラ・メゾンデュー
オルティブランシュは、草原の青さと、野に咲く花の生き生きとした表情を重ねたオードパルファム。2019年にエルバヴェールとして登場し、香りを受け継いで新しい名称とボトルへ移った。ナデージュ・ル・ガルラントゼックとシャマラ・メゾンデューが描くのは、手を加えすぎないプロヴァンスの植物の力強さ。シャマラにとって、その緑は南仏の景色であると同時に、幼い頃を過ごした熱帯の森にもつながる。草花の香りを通じて、土地や育った場所を越えた自然との結び付きを表した作品だ。
ベルガモットの鮮やかな柑橘が入り口を明るくし、中心のホワイトネトルが、青々とした葉と花に、きりっとした輪郭を与える。ブランブルの茂みを思わせる野性味と、ワイルドローズの柔らかな花も、野草に交じり合う。基調の草の香りには、ハルガヤ由来のエキスが使われ、草原の広がりを支えている。甘い花束を大きく咲かせるより、葉、茎、小さな花を一緒に感じる組み合わせ。澄んだシトラスの奥に、自由に伸びる植物の青さを楽しみたい人に向く。
朝の散歩や、風の通る窓辺で身支度をする時間に試してみたい。軽い綿のシャツやリネンに、草と花のフレッシュな表情がなじむ。採用した50mLのボトルは、なだらかな肩を持つ縦長の透明なガラスに、黒い円筒形のキャップを合わせた姿。輪を重ねた黒い首元と、下端を丸くした明るいラベルが、草花の自由な主題に簡潔な輪郭を与えている。淡い緑がかった液体と厚い透明な底、内側で長く曲がるチューブまで見える、植物の明るさを感じる装いだ。




