メリロー

フローズンペアーのみずみずしさから、スイートクローバーの柔らかな花へ。ウィートブランが、穀物とミルクを思わせる穏やかな温もりを添える香り。

ロクシタン

調香師: ジュリー・マッセ, ヴェロニク・ナイバーグ

メリロー 50mL ボトル

メリローは、忘れられた花の香りを見つめ直す、ロクシタンのオードパルファム。古くから香りのレシピに用いられてきたスイートクローバーを、青いフレッシュさと、穀物やミルクを思わせる柔らかな感触に重ねている。ジュリー・マッセとヴェロニク・ナイバーグが手掛け、2023年に紹介された作品だ。二人は、スイートクローバーが咲く広い草原に着想を得て、緑と穀物の対比を、花の温かな表情で包んでいる。プロヴァンスで6月から7月に収穫される花の主題を、果実と穀物が交わる香りへつないでいる。

フローズンペアーは、洋ナシのみずみずしさに、冷たさを思わせるフレッシュな輪郭を与える。中心のスイートクローバーには、干し草や、甘い粉を連想させる、柔らかな花の表情がある。青い葉を思わせる爽やかさと、穏やかな甘さが響き、温かな草原の感触を作る。基調のウィートブランは、小麦の外皮を思わせる、乾いた穀物の質感を添える。ミルクのような柔らかさと穀物の粉感が、花をふっくらと包む組み合わせだ。果実の明るさに、花と穀物が生む静かな甘さや、素朴な温もりも求める人に向く。

ゆっくり本を読む休日や、親しい人と落ち着いて過ごす午後に試してみたい。生成りの服や柔らかなベージュのニットに、穀物と花の温かな表情を添える選択肢になる。採用した50mLは、淡い黄色を感じる液体を、厚い透明なガラスに収めている。木目が見える丸い黄色のキャップが、なだらかな肩の上に重なる。黄色の長方形のラベルには、明るい文字でメリローの名を配し、その下にオードパルファムの表示を置いている。丸いキャップと透明な底が、花と穀物の着想を親しみのある姿にしている。

香りの構成