大きな木の陰に、静かな泉が眠っている。アクアナンファエは、水辺の庭でぼんやりと考えごとをする時間を描いた、2019年のオーデトワレだ。アンヌ=ソフィー・ベアゲルが調香し、ル クヴォンの植物を主題とするコレクションに加わった。水の涼しさと植物の青さを、柔らかな花の印象へ結び付けている。
レモンから始まり、中心にはカラムスのエッセンスを置く。水辺の植物を思わせる青く軽い表情に、パピルスの木質感と草のような乾いた香りが重なり、ペッパーが輪郭を添える。水そのものの清涼感だけでなく、周囲に生える茎や草木の感触までを香りにしている。
落ち着いた午後や、静かにひと息つきたい外出に。100mLの透明な円筒形ボトルには、淡く青緑がかった液体が見える。黒いキャップと白いラベルが細長い姿を引き締め、正面にアクアナンファエの名、下部に厚いガラスの底を配している。



