ラヴィエベル レクストレ

ラズベリーの芳醇な果実感から、ヴァイオレットリーフとローズへ。カカオバターの柔らかな甘さに、シダーウッドとレザーの深みを重ねる香り。

ランコム

調香師: アントワーヌ・メゾンデュー, クリストフ・レイノー

ラヴィエベル レクストレ 50mL ボトル

ラヴィエベル レクストレは、自分の心や直感に従って生きる姿を、果実、ヴァイオレットリーフ、カカオバターで描いた2024年のオードパルファム。クリストフ・レイノーとアントワーヌ・メゾンデューが共同で手掛けた。スミレの葉とカカオを出会わせ、ベルベットのような柔らかさに、果実の鮮やかさとレザーの深みを重ねている。自分を深く愛することから幸福を見つけるという着想を、甘さだけに寄らない、表情のある香りへつなげた作品だ。

はじめに、ラズベリー リキュール アコードの芳醇な果実感と、ベルガモットの弾けるような爽やかさが広がる。ヴァイオレットリーフ アブソリュには、葉の青さを含む柔らかな花の感触があり、ローズ ハート アブソリュが花の奥行きを添える。基調ではカカオバター アブソリュのなめらかな甘さに、シダーウッドの乾いた木とレザー アコードが寄り添う。明るい果実の入口から、温かく手触りを感じる余韻へ進む香りだ。花に果実の艶やかさを合わせたい人に向く。

柔らかなニットや落ち着いた色の服に、果実の赤を思わせるアクセントを添えたい日に試してみたい。カカオの甘さに、木やレザーの陰影も欲しい時の選択肢になる。スーザン・ダルトンが手掛けたボトルは、シリーズの「クリスタルの微笑み」を、輪郭のくっきりしたジュエリーのような造形へ描き直している。採用した50mLは、深いチェリー色の表情を見せる透明なガラスに、黒いきらめく襟飾りとリボン、四角い透明キャップを合わせた詰め替え対応の形だ。

香りの構成