ミル エ ユヌ ローズは、五月の朝に手摘みするバラの、花びらごとに異なる表情を集めたオードパルファム。ルイス・ターナーが手掛けた、2024年のアプソリュ レ パルファンの作品だ。名前は千と一のバラを意味し、南フランスのドメーヌ・ド・ラ・ローズで育つ花を、万華鏡に映るような多彩な姿として捉えている。生き生きとした花の新鮮さを軸に、深みや陰影も含めたローズを、現代的で軽やかな香りに描いた。
農園のセンチフォリアローズが、蜂蜜を思わせる甘さと洋梨やライチのような果実の明るさを見せる。ダマスクローズには、柔らかく温かな花のふくらみがあり、蜂蜜やアンバー、スパイスに通じる表情も重なる。ムスク アコードは、この二つのバラをクリーミーでミルキーな柔らかさと木の感触で包む。花の鮮やかさを眺めながら、肌に添う丸みも楽しめる組み合わせだ。ローズを核に据えるハロー構築によって、これらの要素を一つの花束として響かせている。
散歩や美術館への外出など、花の香りを穏やかに楽しみたい日に。果実の表情を含むローズと、クリーミーなムスクの両方が好きな人にも試してほしい。100mLの透明な円筒形ボトルは淡い黄色の液体を見せ、金色のキャップと丸い銘板を備える。銘板にある1001 ROSESの文字と、厚いガラスの底に刻まれたバラの造形が、香りの主題を視覚にも伝えている。


