マウンテン ウィズイン
アルデヒドの澄んだ空気に、ラズベリーとライチの瑞々しさが重なる。やがてインセンスの煙とオリスの粉感が静かに広がり、シダーウッドとムスクが内なる山のような余韻を残す、kuoca初のエクストラ ド パルファム。
調香師: セシル・マットン
アルデヒドの澄んだ空気に、ラズベリーとライチの瑞々しさが重なる。果実の明るさに続いて、エレミの樹脂が香りに厚みを加え、甘さを落ち着かせる。
インセンスの煙が静かに広がると、香りは透明な空気から、しっとりとした地面の気配へと移っていく。ラブダナムの琥珀的な苦みと、クリーミーココアの柔らかな甘さが、煙の輪郭を丸く包む。中心にあるのはオリスの、粉を思わせる柔らかな質感だ。乾いた土と根の香りが、山の内側へ降りていくような落ち着きを与える。
ラストはシダーウッドバージニアの乾いた木の香りに、サブリモリドとトンキトンのムスク、バニラの甘さが重なる。オルカノックスが木の香りを滑らかにつなぎ、静かな余韻を長く残す。
韓国近代抽象美術の先駆者、劉永国(ユ・ヨングク)の作品世界から生まれた、kuoca初のアーティストコラボレーション。ブランド初のエクストラ ド パルファムでもあり、オードパルファムより高い濃度で、豊かな奥行きを持つ。パッケージは1967年の作品《Work 1967》の赤い山脈と紫の色彩を、容器とケースのグラデーションで表現している。
つける量は1〜2回で十分。インセンスの煙と木の乾いた香り、果実の明るさの違いを確かめながら楽しめる。夜の時間や、静かに過ごしたい日に似合う。












