キャプテンズ バー
香港マンダリン オリエンタル ホテルの伝説的なキャプテンズ バーに着想を得た一本。シトラスとサイプレスの出だしが「緑の丘のような」空気感を立ち上げ、ミュゲとヴァイオレットを経て、ベースのバニラの淡い甘さで静かに閉じていきます。クラシックな洗練と海への冒険心を同じ構造に置くことを狙った構成です。
シトラスとサイプレスの組み合わせで出だしを作り、グリーンの輪郭を保ったまま品の良い甘さまで持っていくのが、キンフォーク ノーツ のキャプテンズ バーです。香港マンダリン オリエンタル ホテルの伝説的なキャプテンズ バーに着想を得ており、歴史あるカウンターの静けさと海への冒険心を同じ構造の中に置こうとしています。
出だしで針葉樹の背筋のある香りと果皮の明るさが重なり、緑の丘のような澄んだ空気感が立ち上がります。シトラスだけで走らず、サイプレスが縦のラインを支えるため、同種のフレッシュ シトラスの中でも落ち着きのある表情になっています。ミドルのミュゲとヴァイオレットは紳士服の裏地のような静かな花で、派手さを控えて中盤を落ち着かせます。
ベースではムスクとアンバーに加えてバニラがわずかに置かれ、グラスを傾けたあとに残る甘さのような余韻を結びとして用意しています。全体としてはフレッシュ シトラスとグリーンのファミリーに属しながら、重さではなく品で閉じていくタイプの一本と読めます。






