明るいオレンジブロッサムに蜂蜜のような甘いぬくもりが寄り添う、天然原料のみで仕立てられたオードパルファム。春のオレンジ畑へと続く道のりを思わせる情景が物語のきっかけで、曲がりくねった丘の道、太陽に温められた肌、オレンジの花の下で交わした口づけ――そんな秘密めいた一日の空気が香りに結ばれている。オレンジの果皮が放つ生き生きとした青い輝きに、ネロリとオレンジフラワーの白く柔らかな花弁、グリーンバッズの瑞々しい苦みが重なり、仕上げに蜂蜜を思わせる甘さの樹脂がとろりと甘やかに包み込む。あざやかで金色めいた余韻は、まるで上着の折り目から見つけた一輪の花のように、思いがけず残り続ける。果実の皮から花、樹脂の甘さへと続く構成が、ロマンティックな記憶を呼び起こす。




