ティアーズ フロム ザ ムーン

ホワイトピオニーの柔らかさに、スズランの青い露と、ステファノティスの晴れやかな花を重ねる。自由なトンボを主題にした香り。

グッチ

調香師: アルベルト・モリヤス

ティアーズ フロム ザ ムーン 100mL ボトル

ティアーズ フロム ザ ムーンは、ホワイトピオニー、スズラン、ステファノティスの、澄んだ白い花を重ねたオードパルファム。アルベルト・モリヤスが手掛け、2022年にグッチのアルケミスト ガーデン コレクションへ加わった。トンボの自由で、生き生きとした姿を、みずみずしいフローラルブーケに置き換えている。豊かさや誠実さを象徴するピオニーに、スズランの青い露のような表情と、晴れやかなステファノティスが寄り添う。白い花を、甘く豊かな感触だけでなく、青みと澄んだ明るさも感じながら楽しみたい人に向く。春の花束を連想させる、軽やかで柔らかな作品だ。

ホワイトピオニーは、エアリーで、柔らかな花の主題。みずみずしいスズランの青さが、その豊かな印象に、澄んだ輪郭を添えている。花の清々しさの中には、穏やかな野生味を感じさせる表情も重なる。ステファノティスは、マダガスカルジャスミンとも呼ばれる、晴れやかな白い花を題材にしたノート。ピオニーの柔らかさと、スズランの露を思わせる感触に、明るい花の豊かさを重ねる。三つの花が、淡い甘さと青み、空気を感じるような感触を描いている。花びらと、葉のようなフレッシュさの関係を、澄んだブーケとして楽しめる構成だ。

春の庭園や、晴れた日の昼食に試してみたい。白いシャツや、軽やかな淡いグリーンの服に、花と露のような感触を添える選択肢になる。採用した100mLは、丸い肩を持つ白いガラスボトルに、金色のキャップを重ねたもの。正面には、羽を広げるトンボと、葉やリボンの細い金色の装飾を配している。古い薬局の香水瓶に着想を得た形に、自由な動きを連想させる生き物を合わせた意匠だ。柔らかな白い胴と、繊細な金の線が、清らかな白い花のブーケに響き合い、みずみずしく明るい香りの表情を、ボトルにも伝えている。

香りの構成