ロッソ ラディーチェ
雨上がりの森の苔や根を思わせるアンバリー フゼア。ベルガモットとクラリセージの青い始まりから、ベチバーとやわらかなムスクへ落ち着いていきます。
調香師: シルヴィア・マルティネッリ
雨上がりの森を歩き、苔や樹皮、まだ湿った根の匂いを深く吸い込む。ブランドはロッソ ラディーチェをそんな情景から描いています。イタリア語で「赤い根」という意味の名前のとおり、地面に近い香りです。始まりはベルガモットの明るさに、ピンクペッパーの乾いた刺激とクラリセージのハーブらしい青さが重なり、緑を帯びたアロマティックな印象です。ハートに置かれたカシメランは、木のぬくもりとかすかなスパイス、なめらかな肌ざわりをあわせ持ち、香り全体の土台になります。ラストではベチバーの土っぽい根の気配に、アンブロキサンの乾いた温かさとアンブレットリドのやわらかなムスクが加わり、静かな余韻へ移ります。ブランドは現代的な分子を用いて組み立てたと説明し、香調をアンバリー フゼアに分類しています。性別を限定しないユニセックスの一本です。華やかさより、深く息をするような静けさがほしい日に向いています。






