滝の轟音と水しぶき、その向こうに広がる濃密なジャングル。フエギア 1833のイグアスは、ふたつの国が出会う大きな水の風景を香りにした作品だ。森や滝という短い言葉では収まりきらない豊かさを、花と葉、甘さと水の感触から描いている。
主音のイランイラン、属音の野生のスミレ、下属音のマテの葉がアコードをつくり、メロディーとしてキュウリとリコリスを添える。花の柔らかさに葉の青みが重なり、キュウリを思わせるみずみずしさと甘さが広がる構成。水、石けん、ミネラルを連想させる清潔な感触に、ほのかなパウダリー感も感じさせる。
湿度を含んだ緑や、水辺に咲く花の雰囲気が好きな人に。軽い服装で過ごす暖かな日の散歩や、街の中で気分を水辺へ移したい時間にも合わせやすそうだ。2018年発表、調香はジュリアン・ベデル。掲載する100mLのボトルは、白い円筒形キャップと厚い底を持つ透明なガラスに、緑を帯びた液体が映える。




