10019 ワンダーズ

バーグドルフ・グッドマンへ捧げる香り。アーモンド、デーツ、キャラメルの甘さに、オレンジブロッサム、カカオ、バニラを重ね、花と菓子を思わせる豊かさを描く。

エクス ニヒロ

調香師: ジョルディ・フェルナンデス

10019 ワンダーズ 100mL ボトル

10019 ワンダーズは、ニューヨークの百貨店バーグドルフ・グッドマンへ捧げられた、柔らかな甘さの香り。ジョルディ・フェルナンデスが手掛け、2019年に登場したエクス ニヒロのオードパルファムだ。名前の数字は、この百貨店がある場所の郵便番号を表している。アーモンドにデーツとキャラメルを重ね、オレンジブロッサムの花を添える。カカオとバニラの深い甘さも寄り添い、菓子を思わせる豊かさと、花の柔らかさを一緒に楽しみたい人に向く作品になっている。

アーモンドの柔らかく香ばしい感触と、デーツの濃密な果実の甘さ、キャラメルの温もりが、香りの甘い質感を形づくる。そこへ、オレンジブロッサムの明るい花の感触が重なる。ナッツや果実、菓子を思わせる甘さの中に、花の柔らかな広がりを感じられる組み合わせだ。カカオのほろ苦さを思わせる深さと、バニラのなめらかな甘さが、豊かさをさらに支える。アーモンド、デーツ、キャラメルのそれぞれ異なる甘い表情が、花とカカオ、バニラを交えてひとつの香りになる。パリからニューヨークを見つめるという着想を、温かな甘さと、端正な花の感触で味わえる構成だ。

少し冷たい風を感じる日の買い物や、午後のカフェに試してみたい。柔らかなニットや、落ち着いた色のコートに、アーモンドとバニラの温かな感触を添える選択肢になる。採用した100mLは、透明な角型ガラスのボトルに、格子状の意匠を持つ金色のキャップを合わせた姿。正面には、幾何学的な枠を組み合わせた金色のラベルを配し、商品名を記している。透明な胴と厚いガラスの底が、控えめな金色の輝きを引き立てる。飾りの細部に華やかさを宿しながら、すっきりした形を保つボトルだ。

香りの構成