調香師フィリピーヌ・クルティエールが着想源に挙げるのは、インドで口にしたラッシーです。乳のまろやかさ、米から立ちのぼる湯気、そこに添えた生姜のきびきびとした辛み。この組み合わせが香りの芯になっています。創業者でクリエイティブディレクターのフランク・サルツウェデルは、白という色の光と静けさに昔から惹かれてきたと語ります。この一本には、汚れのない白を思い描いたそうです。
トップはナイジェリア産ジンジャーにアミリスとバーベナ。甘さより先に、酸味を帯びた生姜の明るさが立ちます。ハートではピンクペッパーが刺激を弾ませ、オレンジブロッサム アブソリュートとチュベローズのインフュージョンが角を丸めます。ベースではサンダルウッド、カシュメラン、バスマティライス、ムスク、ミルキーノートが重なります。穀物の気配を含んだ、乳白色のやわらかさへ落ち着いていきます。
濃度は25%。白い花とスパイスのおかげで、クリーミーさが重くなりすぎません。軽やかなミルキーさを求める人に向く一本です。










