エロスは、エリザイアのエクストレ ド パルファム。調香はフィリピーヌ・クルティエールで、創業者フランク・サルツウェデルの虹色を帯びたローズゴールドの絵画から、アフロディーテという像が浮かんだとブランドは語る。ふたりが目指したのは、朝露をまとった夜明けのチュベローズ。官能を濃く押し出すのではなく、淡く透けるように仕立てるという意図だ。トップではユーカリの涼しさにカラブリア産ベルガモット、ビターネロリ、オレンジブロッサム、バイオレットリーフが重なり、白い花より先に青く澄んだ光を差し込む。ハートにはチュベローズのインフュージョンを中心に、ジャスミン・グランディフローラムとイランイランが集まり、クリーミーでふくよかな花びらの厚みを描く。ベースではペルーバルサムとベンゾインのやわらかな樹脂の甘さに、肌に近いムスクが寄り添う。重たい白い花より、朝の湿り気を残した軽やかなチュベローズを求める人に向く一本。










