ラヴェルの音楽が流れる部屋で、愛猫レオがマティスのオルフェウスの素描の上を歩く。創業者フランク・ザルツヴェーデルが語る「アリクシール」のきっかけは、そんな一場面です。琥珀の香りを捉え直し、夢へと近づく黄昏を描こうとしました。調香師フィリピーヌ・クルティエールは、琥珀色の実験用フラスコを思い浮かべ、ウードをオレガノとマンダリンで照らすイメージを重ねています。トップはイタリア産マンダリン、マダガスカル産ジンジャー、フィリピン産エレミ。ハートではバングラデシュ産ウードやトルコ産オレガノに、エキゾチックウッドとド・レールのスエードが加わります。ベースはパチュリ、バージニアシダー、バニラ、シプリオール。合成で表現されたスエードの、熾火やタバコを思わせる温かさと煙の印象が、木や樹脂の香りに重なります。2025年発表のエクストレ・ド・パルファンで、公式の賦香率は20%です。










