新しい扉を開く日の、期待と不安。「はじまりの唄」は、そんな気持ちを抱えながら未来へ踏み出す瞬間を描いたオードトワレです。ブランドが思い浮かべたのは、背中に羽が生えたように感じながら、はじまりの唄を口ずさむ情景でした。
香りの中心となる洋ナシは、甘さを抑えたみずみずしい表現です。そこへフリージアとローズが重なり、果実の明るさに花の華やかさを添えます。公式の物語では、この花々はひだまりの庭に咲き、旅立つ人を見送る存在として描かれています。
ムスクが果実と花をつなぎ、全体を落ち着いたシプレー調にまとめます。シプレーは一つの原料ではなく、香りの系統を表す言葉。ここでは、洋ナシと花の軽やかさに落ち着きを添える仕上がりとして示されています。白い木製キャップと卵形のガラスボトルも、やわらかな印象を伝える意匠です。



