フリーキンセンスは、聖なるものと俗なるものの境目を描いた香りです。柔らかな煙や、秘密の言葉で歌われる讃歌を着想に、ルカ・マッフェイが柑橘とスパイス、インセンスを組み合わせています。厳かな煙の香りに、明るさや柔らかさもある構成です。
ライムの酸味とピンクペッパーの刺激が立ち上がり、スミレが粉を思わせる甘さを添えます。中心では教会で焚かれるようなインセンスに、エレミとカシュメランが重なります。柑橘と花の軽さを入り口に、乾いた煙と樹脂の香りが広がっていきます。
ベースは湿り気のあるウッディなベチバー、濃いパチョリ、温かなラブダナムです。煙だけが鋭く残るのではなく、土や木の深みと樹脂の甘さが余韻を支えます。インセンスの静けさに、柑橘の明るさとスパイスの刺激を感じられる一本です。








